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梅本記念歯科奉仕団(旧梅本記念救ライ奉仕団)の
設立趣意及び概要
梅本記念歯科奉仕団(旧梅本記念救ライ奉仕団)は、日本国内を始め世界各国(特にアジア)のライ病む人々に対して、歯科診療奉仕を行うと共に、社会一般に対してライに関する正しい知識を広め理解を求めることを目的として設立されたものです。

本団の結成は、昭和25年故梅本芳夫博士(当時大阪歯料大学細菌学教授)を中心に大阪歯科大学の学生たちによって行われ、以後昭和35年までの10年間、毎年夏季休暇を利用して瀬戸内海にある3カ所のライ療養所、長島愛生園、邑久光明園、大島青松園への慰問及び6月21日の救ライの日を中心に街頭募金を行うなど社会に対する啓蒙活動を行ったのがその始まりでした。
昭和35年、当時米軍の統治下にあった沖縄の国立愛楽園に、毎日新聞大阪社会事業団の後援を得て、歯科医師 7名、学生6名からなる第1次救ライ歯科診療奉仕国を派遣し、以後38年まで4次に亘って国立愛楽園と宮古島
南静園において歯料診療奉仕を行った。
(沖縄米軍機にて出発)
また昭和39年から昭和42年にかけては、台北ライオンズクラプの協力と大阪茨木ライオンズクラプの協力を得て、中華民国台湾省立楽生療養院と私立楽山療養院および台南特別皮膚科診療所に歯科診療奉仕団を派遣し

(台北空港にて)
更に、昭利43年に大韓民国小鹿島にある国立ライ病院に歯科診療団を派遣し、翌44年からはソウル大学歯学部に結成された救ライ奉仕会(会長劉東洙助教授)と共同で今年に至るまで韓国における歯料診療奉仕活動を続けている。この間、昭和46年に梅本芳夫博士が岐阜歯料大学(現朝日大学歯学部)学長に就任されたことから岐阜歯科大学にも救ライ奉仕団が結成され、以後の活動は大阪歯料大学救ライ奉仕団と岐阜歯料大学救ライ奉仕団の共同で行われた。
(ソウル大学歯学部との39年間の協同診療風景)
昭和52年から59年にかけて、笹川記念保協カ財団の経済的援助を得て、フィリピンのセントラル・ルソン・サナトリュームに歯科診療奉仕団を派遺したが、1983年の政変に伴う社会情勢の変化に伴い奉仕団の派遣を中断し現在に至っている。
昭和58年、梅本芳夫博士の死去にともない、大阪歯科大学救ライ奉仕団と岐阜歯科大学救ライ奉仕団のOBにより梅本記念救ライ奉仕団が結成されると共に、従来のチャリティーコンサートの収益金を基礎として、アジア・コミュニティー・トラスト(ACT外務省主管)内に特別基金として梅本記念救ライ基金(3,000万円)が設立された。現在は神奈川歯科大学学長(口腔細菌学教授)が理事長に就任し活動を継続している。
昭和62年以降は、タイ国のMinistry of Public Health, のDepartmentof Communicable Disease Control の要請を受けKhon Kean 州のノンサンブーン療養所をはじめ周辺のコロニーに対する巡回診療を行うと共に巡回に必要なマイクロバス2台および歯料診療器材を寄贈し、同地区におけるライ患者およびその家族の口腔状態の改善に努めている。現在までにマイクロバス4台並びに歯料診療機 材5台をタイ国C.D.C.に寄贈した。
平成6年には歯料診療援助活動の強化と現地スタッフの要請を目的としてノンサンプーン療養所内に200平米の歯科診療棟を建設しこれを寄贈した。
(梅本俊夫教授からタイCDCへの車両贈呈式)
この間の活動資金は、毎年チャリティー公演を行うことによりえてきたが、特に昭和47年および昭利50年から58年にかけて企面した小沢征爾指揮、新日本フィルハ−モニー交響楽団によるチャリティーコンサートはNHKホールにおいて、今上天皇陛下(当時皇太子殿下)および皇后陛下(当時皇太子妃殿下)の毎回の御臨席を得て開催された。
(毎回両殿下の御臨席を賜ったNHKホ-ルでのチャリティーコンサート)

これら過去40年間の我々の活動に対して昭和45年大韓民国保健社会部長官表彰、昭和49年大韓民国大統領より冬柏賞、昭和50年第27回保健文化賞(主催 第1生命保険相互会社、後援 厚生省、毎日新聞厚生事業団、NHK厚生文化事業団)が授与された。またタイ国での診療に対してもDepartment
of Communicable Disease Control,Ministry of Public Health,Thailandから感謝状を戴いた。さらに平成4年に外務大臣表彰をうけている。さらに平成6年にはタイ国王室より梅本俊夫神奈川歯科大学口腔細菌学教授に勲4等が授与された。尚、現在のタイ国への診療奉仕に関しては、上記の梅本記念救ライ基金よりの助成金、外務省よりの民間援助団体(NGO団体)への補助金並びに在阪主要企業および団体歯科医院での多数の患者さんからの善意募金などの経済的協力を得て行われている。